KES株式会社
金沢エンジニアリングシステムズ

明確なビジョン

他の工業製品にはないソフトウェアの魅力

ソフトウェアの開発が面白いと感じること。
それは「ソフトウェアは劣化しない」ということです。自動車や建物はある程度時間が経つと錆び付いたりすり減ったりして機能しなくなりますが、ソフトウェアは消耗することはなく永久的に残ります。コンピューターさえあればいつまでも動かすことができます。このような永遠の命を創ることにロマンを感じます。

一発勝負のライブは緊張感があり、その場にいる人たちに感動を与えることができますが、その時の感動を別の場所の人たちには味わってもらうことはできません。しかし、ソフトウェアは一つ作れば簡単に複製できます。日本だけでなく、全世界にも広がり、同じ感動を与え続けることができるのです。これは他の工業製品にはない魅力の一つだと思っています。

モノづくりは身近なもの

自動車や建物は何百人と多くの人が関わってようやく出来上がりますが、ソフトウェアは一人で作った数行のプログラムでも世の中の役に立つことができます。これがソフトウェア開発の魅力の一つだと考えています。

現在開発中のものに自動運転の除雪機があります。大雪に見舞われて駐車場の確保に困った時に、自動で除雪してくれる駐車場用の除雪機を作ろうと思いました。

このようにモノづくりは身近な発見から生まれます。そしてまだ世の中に存在しないものが、数年後には当たり前の存在として使用されるように、私たちはソフトウェアの高い技術力でモノづくりをしていきたいと思っています。

プログラミングスキルよりも実行力が大事

ソフトウェアの開発にはプログラミングスキルは欠かせません。しかし、私は最初はできなくてもいいと思っています。プログラミングスキルがなくてもどれだけモノづくりに興味があるか、思い入れがあるかが重要だと感じています。ただ、モノづくりをやりたいという希望だけでは何も生み出すことはできません。壁にぶつかってもやってやろうという強い意志がモノづくりの原点だと私は思います。

社員の教育に関しては、当たり前のことを当たり前にできるよう指導しています。守るべきものは守り、自由なものは自由にさせ、ビジネスマンとしてのマナーをしっかりと理解してもらっています。

現在社員は151人ですが、今後は600人を目標にしています。これからのモノづくりには人が必要になってきます。仕事をしていく中でもっと仲間を増やして未来の生活を豊かなものにしていきたいと考えています。